何年もかけて少しずつ、色々な事を書いたりするのが苦手になってしまいました。
小さな頃は本が好きで。
両親が買ってくれた本のなかにイソップ物語はひとつもなし。グリム童話はスズキコウジが装丁を手がけたのものが全巻。絵本各種。意外にも私の気に入りは細密描写系で、なんども同じものを読んだ。母にも、何度も同じものを読み聞かせてもらったから、内心まいっていただろうと思う。
自分の家にはない、同級生のあいだではやったシリーズ探偵もの(ださい)は図書館で読んだ。
シリーズもののなかでもホッツェンプロッツは最高に面白く装丁の絵もださくなく、今でも要所要所よく覚えている。食べ物の描写なんか特に。
そんな読書と平行して、私は幼稚園になる前から絵日記を書く事を両親から勧められ、小学校高学年までは続けていたと思う。
中学生のときは誰もがそういう傾向にあるように、私も音楽を聞くようになっていて、その影響で詩をかいた時期もあった。それがまた、内容は無いけれどぽんぽん小気味良いのが沢山書けるので自分は天才かと思っていた。でも内容が無かったから。
インターネットをするようになってからは日記をブログ風に書いた。
恋人との話や、自分の人生や、とにかくそんなような事を。
そして、何年もかけてそれらは少しずつ密度が減り、言葉が薄くなり、感情が小さくなっていっちゃった。
手仕事が増え、本を読む事も少し減ってきたようだし、なんだか○○○。
自分の感情や情熱は減りも薄まりも縮みもしていない。と思います。
ただそれを、分け合ったりできなくなっているようなんです。
それは困る、というとそんなに困るわけじゃないけど、少し
○ ○○
No comments:
Post a Comment