2.20.2012

手で作る紡ぐ

今年に入ってからはずっと、家具のデザインをしている友人と共に、ロッキングチェアを作っていて、私は座面に張られるファブリック部分を担当しています。

私はロンドンのV&Aミュージアムがとても好きです。
V&Aは主に工芸品を扱う博物館。様々な国の様々な時代の服飾やら食器やら家具その他もろもろ。企画展もセンスいい。
その博物館に並ぶ、山のような工芸品達から、私は沢山の影響をうけました。


人を喜ばせようという気持ちが伝わるし、生きて作る自然さ、過程が見えるものの良さ。




帰国してから、三つくらい刺繍の作品を作りました。
どれも地図の形(地形)をかたどった柄。
そして今も、同じ技法で椅子の為のファブリックを作っています。

信じられないくらい時間がかかるし、はっきりいって私じゃなくてもできるし、絵を描くのとは全然違う作業で、こんなことばっかりやっていて良いのかしらんと毎日思っています。
椅子ができたら、描きかけの鉛筆の絵と、久しぶりの油絵を描こうと、それを励みに頑張っているくらいです。

でも、ほとぼりが冷めたら絨毯を織ろうと思っています。
考えるだけでもうんざりするけど、作ろうと思います。。


トルコの変な柄の絨毯。(欲しくはない)





先日マレーシアに行って買って来た"インド"のクッションカバーとラグ。




素直に美しく、身近でありながら、越えちゃっている。
私も頑張ります。